スーパーで買える安価な和菓子が禅の心を呼び醒ます
今日はスーパーで買える安くて美味しい和菓子をご紹介したいと思います。
和菓子は大きく
●生菓子
●半生菓子
●干菓子
の3つに分類されます。
生菓子と聞いて想像するのはおはぎや柏餅、大福などのなんだかもちっとした雰囲気でいかにも生っぽい感じの物が多いと思いますが、カステラやあんドーナツ等の明らかに火が通ってる和ガイズ(そもそもカステラやドーナツは洋ガイズなのでは?)も生菓子に分類されます。
「ていうかおはぎや大福だって火が通ってるじゃ~ん。生じゃなくな~い?」と思うのもごもっともです。
分類の基準は水分含量で決まるのです。
一般的には水分を30%以上含むものを生菓子
10~30%のは半生菓子
10%以下のものが干菓子となります。
そんな和菓子の中でも今日は生菓子を中心にご紹介したいと思います。
豆大福 オススメ度★★★★☆
大福の帝王と呼ばれる豆大福は、その身に宿した豆の数だけ強くなると言われています。
柔らかい餅と歯ごたえのある豆、それらを繋ぎ止める優しい甘さのあんこのシナジーにより、普通の大福よりの数十倍の満足度を与えてくれます。
単品はもちろん、3個入りや5個入りの商品もあるので、その時の気分やシチュエーションに合わせた買い方ができるのも便利です。
苺大福 オススメ度★★★★☆
「大福サーの姫」こと苺大福ちゃんです。
少し太めでいつもピンクの派手な服を着ている苺大福ちゃんですが、男ばかりの大福サーでは紅一点なのでモテます。
あんこの甘さを苺の酸っぱさが中和してくれるので、甘いものが苦手な男子に人気があるようです。
しかし苺の水分のせいで水っぽくなる事があるため通常の大福よりも日持ちしないのが欠点です。
「命短し恋せよ乙女」
昔の人は苺大福をみてそう詠んだそうです。
草大福 オススメ度★★★☆☆
ヨモギが練り込まれた餅が皮となった大福です。
一口噛むとヨモギの爽やかな香りの主成分であるシネオール、ツヨン、β-カリオフィレン、ボルネオール、カンファーが鼻を通り抜けます。
少しシンプル過ぎるのが痛いところであり、あまり満足度は高くありません。
これで満足できるのは小学生の頃道端の草を積んでは「俺、これ食えるぜ」とか言って自慢気に頬張ってヒーロー気取りしていたヤツくらいだろ。
串団子 たれ オススメ度★★★★☆
焼き目のついた団子にみたらし風味のたれがたっぷりと掛かった逸品です。
1串4個×3本という最強のコストパフォーマンスを誇り、和菓子界の革命児と呼ばれ、この串だんごによる和菓子政策はクシノミクスと名が付きました。
3本の団子は贅沢に1人占めするもよし、気の合う仲間とシェアするもよし
量、質、価格、用途、どれをみても非の打ち所さんがありません。
さらに たれ 以外にも あん 三色 などのバリエーションがあります。
「みたらしは見たら死ぬから縁起が悪いので食べない」というよくわからないこだわりをもつ老害にも選択肢を与える優しさ、容易に真似できるものではありません。
すあま オススメ度★★★★★★★★★★★★★★★
上新粉を湯でこねて蒸したものに砂糖を加えてつく、という簡単過ぎる工程から生まれた神の和菓子です。
その卑金属から貴金属を生み出すかの如き製法は現代の錬金術とも言われています。
とある著名な錬金術師はこう言いました。
「痛みを伴わない教訓には意義がない。人は何かの犠牲無しには何も得ることは出来ないのだから 」
しかしすあまは痛みも犠牲もなしに得ることができるのです。
トランセンデンスしたすあまによりシンギュラリティがもたらされるのはそう遠くない
のかもしれません。
お味の方はと言いますと、上品な甘さともちもちとした食感は間違いなくあなたを魅了するでしょう。
小ぶりでもどっしりとしているので満足感も得られます。
更にすあまは餅類の欠点である硬化をも克服しています。
コウカヨクセイザイという薬物が広まりドーピングが蔓延する和菓子界で、努力と根性のみで硬化を乗り越えた本当のスポーツマンはすあまだけなのです。
皆さん如何でしたでしょうか。
まだまだたくさんの和菓子がありますが、また別の機会に紹介したいと思います。
シャレオツなカッフェで優雅にスイーツもいいですが
たまには近所のスーパーに行って
「前から気になっていたスーパーで噂のすあま買ってみました☆(ゝω・)vキャピ すごいいもちもちでかわいい!(*^^*) 今度はかれぴっぴと来るゾ(๑•̀ㅂ•́)و✧」
なんてSNSに投稿するのも乙なものです。
ほいじゃぁ、まったの~~~~うぅ!